外断熱工法

壁の中のはなし

空気が動く仕組みは「温度差」と「煙突効果」

●エアサイクル工法では外張り断熱材の内側に、床下~壁体内~小屋裏をつなぐ通気層を作ります。このエアサイクル層の床下と小屋裏に換気口を設け、冬は換気口を締めて、エアサイクル層を閉じます。夏は換気口を開けて、エアサイクル層を外気に開放します。

空気が動く仕組みは「温度差」と「煙突効果」

通気層を持つ外張り断熱材(Cmボード)online casino />

通気層を持つ外張り断熱材(Cmボード)

●断熱材にダイヤカットと呼ばれる通気用の溝を設けて、壁の中の空気を淀むことなく上下左右に動かします。湿気を拡散させることで柱や梁など主要な構造材が腐朽しずらくし、同時に家中の温度をほぼ一定に近づけます。

動く空気が「ヒートショック」と「内部結露」を防ぐ

●わずかな温度差でも空気が動くので、壁の中の「内部結露」を防ぐことができます。寒い朝、窓ガラスの表面が露でびっしょり濡れます。これが結露です。結露は目に見えない壁の中にも発生します。壁体内に水蒸気が入り込み、冷やされるのと結露してしまいます。エアサイクル工法では、壁の中で空気が動いているので木材の表面を乾燥させて、内部結露が起こりにくい状態に保つ効果が得られるのです。

「内部結露」とは?

●水蒸気を含んだ暖かい空気が温度差によって内装材の隙間から壁の中に侵入し、急速に冷やされて建物の大切な柱や梁、土台といった木部で結露してしまいます。これを「内部結露」といい、この現象が繰り返されると木部を腐食させ、建物の寿命を縮めてしまう危険があります。

「内部結露」とは?